近年宿場ブームで、何処の宿場も歴史的建物や道路等を整備して観光資源として活用している。大勢の観
光客を受け入れるために駐車場や公衆トイレの整備も必要だ。観光客にお金を落としてもらう算段も必要
だ。町の住民すべてがそのような形での町の活性化を望んでいるわけでもない。昔ながらの静かな町を望
んでいる住民もいれば、商業意識に走る住民もいる。利害が絡むこともあるだろう。難しい問題だ。
この熊川宿でも通りに面した家が数軒改築中であったが、地元の人に話を聞くと、宿場町としての雰囲気
が損なわれないように改築費に補助金を出して、宿場町の景観を守る努力をしているという。
この日はウィークデーだからゴーストタウンのような様相だったが、休日には観光バスの団体観光客が押
し寄せるらしい。