京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

古都の秋本番その6

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岡崎神社を後にしてさらに丸太町通りを東に進み、天王町の交差点から白川通りを北に向かう。白川通りの東

方、東山の山裾に沿って流れる琵琶湖疏水分線に沿った歩道が「哲学の道」である。永観堂付近にある熊野若

王子神社横から始まり、銀閣寺道バス停付近の白川通今出川交差点まで続く。熊野若王子神社から大豊神社

参道までは琵琶湖疏水分線が山裾に沿って流れており、疎水の山側は自然の森となっており、対岸側に桜並木

がある。そのため春は桜、秋は紅葉が美しい区間である。近年は廃業した喫茶店に住み着いた多くの猫が有名

になりつつある区間でもある。それより北側は両側が住宅地となり、疏水の両岸に桜並木が植えられている。歩

道も東側にもある場合があるが、よく整備されているのは西側だけである。桜の季節や紅葉の季節には多くの

観光客でにぎわう。明治の頃、文人が多く住むようになり「文人の道」と称されていた。その後、京都学派の哲学

者・西田幾多郎田辺元らが散策したため「哲学の小径」と云われたり、「散策の道」「思索の道」「疏水の小径」

などと呼ばれた。

この日まだ紅葉の時期には早いが、あと一か月もすれば哲学の道は真赤な紅葉並木に包まれる。