京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

古都の正月風景その9

 

      

三条大橋を渡って三筋目の大和大路通を南に曲がり、しばらく行くと恵比寿神社がある。この日は十一日であり、十日ゑびすの翌日であり残りゑびすと呼ばれ、この日にお参りしてもご利益があるから、前日程ではないがそこそこの人出が出ている。四条から恵比寿神社までは通りの両側に縁日の店が出て、お祭りの雰囲気を盛り上げていた。京都恵比寿神社は商売繁盛、家運隆盛、旅行安全で民衆の信仰を集めている。西宮神社今宮戎神社と並んで日本三大えびすと称され、「えべっさん」の名で親しまれる。「えべっさん」に家運隆盛を祈って手を合わせ、大和大路通から宮川町に出て帰路に着く。宮川町は京の五花街の一つ(祇園甲部祇園東、先斗町上七軒そしてこの宮川町)である。毎年春には『京おどり』が上演される。舞妓数は祇園甲部に続いて20人以上の大きい数を誇っている。舞踊の流派は明治以前は篠塚流、それ以降30年ほど前までは楳茂都流であったが現在は若柳流が主流である。

以上古都正月の風景を追ってみた・・・