京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

古都宮川町の初春その1

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京都には花街と呼ばれる五つの花街がある。祇園甲部祇園東、先斗町上七軒そしてこの宮川町である。宮川町は鴨川の東側、四条通りの南側から五条通りまでの範囲をいう。昭和33年3月15日の売春防止法施行までは遊廓であった。そのため今でも遊廓時代の建物が残る京都でも屈指の美観のお茶屋街であり、街並みの美しさは、花街の中で群を抜いている。しっとりとした街並みが京都・花街ならではの情緒を醸し出している。江戸時代に出雲阿国の歌舞伎公演が行われ、それに伴って数々の芝居小屋が建ち並び、出演する役者や観客のための宿が増えていったことが、宮川町の礎となったといわれている。 昭和25年(1950)から続く春の「京をどり」は、若柳流の振り付けで、毎年4月上旬から下旬にかけて宮川町歌舞練場で行われている。「京をどり」は京都の名所、名跡、春の京都の魅力を舞台上で表現するため、「都をどり」に負けないほどの観客動員数を誇っているという。宮川町は花街の中で最も多い舞妓さんを抱えており、その数は30名ほどになるという。                           正月松の内の過ぎた16日朝の宮川町は人影もなく、初春の凛としたたたずまいが静かに流れていた。