京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

小岩井農場その1

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ス-パ-の店頭に並んでいる乳製品の中で小岩井ブランドの製品は高級品というイメージが強い。鶯宿温泉の宿で一泊したわたしどもは翌日その小岩井農場に向かった。小岩井農場岩手県岩手郡雫石町滝沢市にまたがって所在する日本最大の民間総合農場である。東京都に本社を置く小岩井農牧株式会社(こいわいのうぼく)が経営している。その小岩井農場を象徴している景観が農場に向かう道路の左手に広がる岩手山を背景にした一本桜の広大な眺めである。小岩井農場の緑の大地に根を張る一本桜(樹種:エドヒガン)の詳しい樹齢は不明だが、明治40年代 (約100年前)に植えられたと言われている。一本桜があるこの草地は、今は農場の牛などの餌になる牧草を収穫する畑であったが、昔は牛の放牧地であった。牛は暑さが苦手なので、夏の強い日差しから牛を守る「日陰樹」として植えられたものという。岩手山(いわてさん)は、岩手県の北西部にあり、二つの外輪山からなる標高2,038mの成層火山である。青森県から岩手県を経て福島県に連なる奥羽山脈岩手県域北部に位置する岩手山は、岩手県の最高峰であり、県のシンボルの一つとされている。日本百名山に選定されている。

この日岩手の空は晴れ上がっていたが岩手山を取り巻く雲の動きは激しく、山頂が見えたと思えば、また雲に閉ざされる。案内の説明版の写真のように、この季節だから岩手山の冠雪、満開の一本桜はどうしようもないが、せめてくっきりとした岩手山の山稜を写真に撮りたく、ねばった末の写真が上の写真であった。きょう11月9日テレビで岩手県の盛岡で初雪が観測されたと報道していた。写真の岩手山も美しくうっすらと薄化粧していることだろう。