2020-04-02 山科岩屋寺の桜その6 京、近江の桜シリーズ 岩屋寺の南隣にある大石稲荷大神、さらにその南側にあるのが山科神社である。祭神は日本武尊と日本武尊の御子の稚武王(わかたけのみこと)の二柱がお祀りされている。九世紀末頃に創建された千年以上の歴史を持ち、立派な社殿を構える神社である。盛時には、社領を丹波、山城に持ち、社殿の規模も大きかったが、度々の兵火のため焼失、現在は三間社流造の本殿及び権殿、拝殿、神庫などが残っている。大石良雄が山科の里に隠棲していた時、当社奥の院岩屋神社に参篭して、大願成就を祈ったといわれている。