兵主大社(ひようずたいしゃ)は旧中主町のほぼ中央にある神社で、祭神は
大己貴命(おおなむちのみこと)、別
名
八千矛神(やちほこのかみ)。
奈良時代初めの創建という、県下でも有数の古社。中世には、「兵主」を「つわ
ものぬし」と
読むことより、武士の厚い信仰を得た。中でも源頼朝・足利尊氏による神宝の寄進・社殿造営があ
り、社宝として残されている。また、江戸時代には、徳川将軍家から社領の寄進を受け、厚い保護を受けたとい
う。約3万4000平方メートルという広大な境内の入口には、
足利尊氏の寄進と伝えられる朱塗りの楼門(ろうも
ん)が立っている。
午後2時から始まる節分会の豆まきに参加するため、地元の人々らが三々五々集まってくる。