京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

湖東三山百済寺の新緑その6

石段を上りきると本堂が威容を誇っていた。本堂は室町時代の明応7年(1498)に火災にあい、文亀3年(1503)に兵火をうけ、さらに織田信長によって天正元年(1573)全山焼失した。その後天正12年に堀秀政により仮本堂が建立された。のち天海僧正の高弟亮算が…

湖東三山百済寺の新緑その5

弥勒菩薩の石像に手を合わせ、さらに進むと参道に出た。本堂に続く参道はここで急な石段が続く表参道と登りが緩やかな脇参道に分かれている。石段の方を登ってゆくと石段の途中に立つ仁王門が見えてきた。仁王門の両側には大きな一対の草鞋が吊るされている…

湖東三山百済寺の新緑その4

本坊庭園から散策道を上がってゆくと視界が広がり百済寺の甍が目に飛び込んでくる。本坊庭園は 別名「天下遠望の名園」と称されており、西方の借景は琵琶湖をかすめて、55km先の比叡山まで、広大なパノラマ展望を望むことが出来る。山道の脇に佇む弥勒菩薩の…

湖東三山百済寺の新緑その3

新緑と苔のみずみずしさの中にシャクナゲの花が美しい姿を見せていた・・・

湖東三山百済寺の新緑その2

百済寺一山の本坊である喜見院は阿弥陀如来をお祀りしている。その喜見院の庭園、本坊庭園は東の山を借景に山腹を利用し、大きな池と変化に富む巨岩を配した豪華な池泉廻遊式ならびに観賞式の庭園で鈍穴流(幕末から明治前期の作庭家、勝元鈍穴の作庭流派、近…

湖東三山百済寺の新緑その1

百済寺(ひゃくさいじ)は、滋賀県東近江市にある天台宗の寺院。山号を釈迦山と称する。本尊は十一面観音、開基は聖徳太子とされる。金剛輪寺、西明寺とともに「湖東三山」の1つとして知られる。境内は国の史跡に指定されている。神仏霊場巡拝の道第143番札…