2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
言葉や文章では言い表わせない睡蓮の持つ気品と妖艶なたたずまい・・・
紫色の睡蓮はとくに気品ある妖艶な雰囲気を醸し出す・・・
水生植物の代表である睡蓮・・・
近衛府の五位の武官で、下鴨、上賀茂両神社の社頭で歌を唄い、楽器を演奏する陪従(べいじゅう)が「河霧」 の銘を持つ和琴を神前の奏楽用として捧げて鳥居をくぐってゆく。まさに王朝絵巻のワンシーンである。 「社頭の儀」は上賀茂神社、下鴨神社両社に到…
琵琶湖湖南、烏丸半島にある草津市立水生植物公園みずの森。園内の温室で変わった植物が咲いている。 中米原産の珍しいデビルズハンドツリー。花の名は英語で「悪魔の手の木」を意味する。南メキシコとグアテマラ 原産の常緑の木で、現地では二十数メートル…
信楽にある滋賀県立陶芸の森。陶芸館の前から眺める信楽の里の風景が美しい・・・
御園橋を渡ると上賀茂神社までの参道は人波に揺れていた。なんとか前のほうに出て見ると社頭の儀に参列す るため、鳥居をくぐって本宮に向かって粛々と歩んでゆく女官たちの姿をみることができた。
行列を見送ると賀茂川の河川敷の散策路を通って、行列のゴールである上賀茂神社に向かった。左側の土手 にある加茂街道からは行列観る人々のざわめきが聞こえ、右側からは賀茂川の水音が聞こえてき、空は抜ける ように青く澄み渡っている。賀茂川の上流に目…
社家町から北東に250メートルほど行くと「大田ノ沢のカキツバタ群落」で知られる、やはり上賀茂神社の摂社で ある大田神社がある。創祀・創建年代は不詳。賀茂県主(かものあがたぬし)が当地に移住する以前から先住 民によって祀られたといわれる。賀茂にお…
明神川沿いに鎮座し、明神川の守護神として信仰されてきた藤木社。賀茂別雷神社(上賀茂神社)の境外末社 である。御祭神は瀬織津姫神(せおりつひめのかみ。瀬織津姫)。明神川の流れに影を落とす楠木の巨木は幹 周4.2メートル、樹高10メートル、樹齢は500…
雅楽に使われる楽器を担ぐ文官たちに続き、もう一つの牛車がやってくる。本列の牛車とは飾りが異なり、葵と 桂のほか、桜と橘が飾られている。斎王の牛車で女房車とも言われている。牛童が愛想を振りまくと沿道から拍 手が起こる。
京都で一番京都らしい風情とか、情緒のあるスポットといえば、上賀茂神社の東に広がる社家辺りではあるまい か。社家町とは神主など神職(社家)の住宅が集まる町の事。神職は仕える神社のすぐ側に家を構える事が多 く、特に大きな神社ともなると数多くの社…
斎王代の乗った輿の後に続く美しく着飾った女官たち、辺りは一層華やいだ雰囲気が流れる・・・
風流傘に続き斎王代列が近づいてくる。花傘を差しかけられた身分の高い女官に続き、斎王代(さいおうだい) の乗った輿がやって来る。斎王とは賀茂神社に奉仕するため皇室から差し出された内親王、女王のことをいい、 かつて未婚の内親王が務めていたが、現…
牡丹や杜若などの季節の花(造花)を大笠の上に飾り付けた風流傘(ふりゅうがさ)も煌びやかで美しい・・・
美しく着飾れた白馬に続き、独特の車輪が軋む音を響かせながら、これも美しく着飾れた牛が引く牛車(ぎっ しゃ)が近づいてくる。牛車は御所車とも云われ勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾り、牛に引かせる。牛童 (うしわらわ)と呼ばれる稚児・車方・大…
烏帽子に飾られた葵の葉の緑が美しい・・・ 葵祭は石清水祭、春日祭と共に三勅祭の一つであり、庶民の祭りである祇園祭に対して、賀茂氏と朝廷の行事 として行っていたのを貴族たちが見物に訪れる、貴族の祭となった。平安時代以来、国家的な行事として行わ…
時間になるとパトカーを先導に行列のトップの姿が見えてくる。パトカーの後に京都府警の平安騎馬隊。次に続 くのが「乗尻(のりじり)」という行列を先導する騎馬で、左右各3騎ずつ付く。その次に続くのは下役を率いて行 列を警護する検非違使志(けびいしの…
5月15日、9年ぶりに京都の葵祭の写真を撮りに出かけた。葵祭の行列は当日午前10時30分に京都御所の建礼 門を出発し、午前11時40分に下鴨神社に到着、社頭の儀の神事を終え、午後2時20分に下鴨神社を出発、北大 路通りを西に向かい、賀茂川に架かった北大路を…
静かな水面にゆったりと身を任せるヨット・・・
浜大津の町を通る県道558号線の浜大津口を過ぎ、京都に水を送る疎水への取込口の水路に架かった橋を渡 ると右側に琵琶湖の眺望が開け、ヨットハーバーが視界に飛び込んでくる。水上に一隻のヨットが係留されてい るが、その左の岸壁に見えるのが旧制第三高等…
若狭国は、奈良・平安の時代から、豊富な海産物や塩などを朝廷に納める「御食国(みけつくに)」として、重要な 役割を果たしていた。小浜港にある「御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館」は平成27年3月にリニューアル オープンした観光施設で、館内には食…
GWの福井県小浜市、小浜港春の風景・・・
鮮やかな色彩をまとった真鯉や緋鯉の鯉のぼりたちは全身に皐月の風と朝日を一杯に浴びながら泳ぐ・・・
湖国に春を告げる祭りである3月の左義長まつり、4月の八幡まつりが終わると、近江八幡の町は一斉に新緑に 包まれ、日牟礼八幡宮の境内には鯉のぼりがひるがえる。
つい先ごろまで華やかな花をつけていた桜木の葉もいまはしっかりと茂り、いのちの息吹きに満ち溢れる・・・
近江八幡、八幡堀の鮮やかな新緑・・・