2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
金沢城は五代藩主綱紀の時代に改修されたとき、屋根瓦が鉛瓦にふきかえられた。鉛瓦と言っても、全てが鉛 で出来ているわけではない。瓦の形をした木に、厚さ4~8mmの鉛板を貼りつけたものである。他の城でも鉛瓦 は一部用いられているが、金沢城のように櫓…
知恩院三門の前の桜を愛でながら円山公園に入る。円山公園の中央にある有名な枝垂れ桜(二代目)の枝振り の悪さも、夜桜だと満開の花がライトの光に映えて見栄えがよくなる。夜空に浮かぶ月も枝垂れ桜の華やかさに 彩りを添えている。
城内の松と遠くに霞んで見える雪を抱いた白山が美しい・・・さすが加賀百万石の眺めである。
岡崎の疎水から分かれて祇園の白川となって鴨川に注ぎ込む川に沿って円山に向かう。ここの川の流れに落ち 込むようにして枝を伸ばして咲く桜は実に美しい・・・
南禅寺から岡崎の疎水あたりまで来ると春の陽が陰り始めていた。古都の落日である。たちまち疎水べりの桜 が夕暮れの中に浮かび上がってきた。
金沢城の城内へ・・・正面に見える建物は平成13年7月に完成した五十間長屋で、明治以降に建てられた木造 城郭建物としては全国最大規模で、大経木の事前調達や土台石垣の解体、修築を含め平成10年3月から3年 4ヶ月をかけて造られたという豪壮な建物である。…
南禅寺の三門を潜って鹿ヶ谷通りを右に曲がってしばらく歩くと目に入ってくる枝垂れ桜の美しい並木が広が る。ここは観光客もあまり訪れない、まさに京都の風情が味わえる閑静な場所である。
七分咲きの金沢城の桜・・・重要文化財の石川門の白漆喰の壁が美しい。
水力発電所としては日本初の事業用発電所である、蹴上発電所の水圧鉄管の向こうに見える平安神宮の鳥居 を眺めながら南禅寺へ。散り始めの南禅寺の風情のある桜・・・
旧制第四高等学校の建物は現在は石川近代文学館と四高記念館として残されている。重要文化財の四高本 館の赤レンガは桜によく似合う。前庭には弊衣破帽の四高学生の銅像が立っていた。
東山岡崎の蹴上インクライン辺りの桜並木。京都市と大津市ではこのインクライン(標高差の大きい二つの水路 の間の輸送を容易にするための装置。普通レールを敷いてワイヤロープで船などを載せた台車を昇降させる。 明治から大正時代に利用されたが現在は使…
金沢の春、桜を求めて旅に出た。まずは尾山神社。主祭神は、加賀藩の藩祖前田利家で、創建は1873年。旧 社格は、別格官幣社。境内摂社に歴代藩主を祀った金谷神社がある。正面にある神門は津田吉之助によって 建てられたもので、重要文化財に指定されている…
滋賀県蒲生郡竜王町鏡、旧中山道(国道8号線)にある鏡神社。鏡の里は中山道の鏡宿として、平穏時代から 鎌倉、室町時代に栄えた。江戸時代に入ると、「守山宿」と「武佐宿」の間の宿(あいのしゅく)となってしまい、宿 場の指定から外されてしまったが本…
太郎坊山の中腹にある駐車場から見下ろすと、参道の桜並木がまるでバージンロードのように美しい。
肥沃な土壌に恵まれた東近江の太郎坊山も桜の開花で一挙に華やかな装いに包まれた・・・
毎度お馴染みの近江八幡の水ヶ浜の桜にもお付き合いいただきたい。長命寺山の山裾が琵琶湖に落ち込むよ うに突き出て小さな半島のようになっている、その場所にこれも猫の額のような小さな浜辺がある。水ヶ浜であ る。琵琶湖を渡ってくる、まだ冷たい早春の…
三上山の南を東西に流れる川岸にあるさくら緑地。川向こうに美しい稜線の近江富士、三上山を望むことができ る美しい場所である。 三上山にはこんな伝説がある。今から千年も前の延喜十八年(918)、俵藤太(藤原秀郷)という武勇で名高い豪 傑が瀬田の唐橋…
野洲市にある滋賀県立近江富士花緑公園は近江富士と呼ばれる三上山の麓にある。
桜もきれいだが新芽の出た柳の枝も鮮やかで美しい・・・
八幡堀の風景に桜は似つかわしい・・・
近江八幡の八幡堀にも桜の季節が巡ってきた・・・
畑のしだれ桜の開花時期を迎えた甲賀市信楽町深堂の里山も春を迎え、桃の花が咲き、日当たりのいい斜面 には、1200年の伝統を持つ銘茶・朝宮茶の茶畑の緑豊かな風景が広がる。 茶摘みの時期ももうすぐだ。
残念ながらこの日はまだ開花寸前の畑のしだれ桜であった・・・
激しい雨と飛沫に煙る甍と苔庭・・・
スサノオもおろちから救い出された奇稲田姫(くしいなだひめ)もお面をとれば、チャーミングな女子大生。
今様踊りに続き奉納された岩見神楽の大蛇。岩見神楽は神楽の様式のひとつである。島根県西部(石見地方) と広島県北西部(安芸地方北部)において伝統芸能として受け継がれている。日本神話などを題材とし、演劇の 要素を持つ。地元では「舞(まい)」「ど…
はねず踊りの後に演じられた白拍子装束で舞う奉納舞「今様」。
はねず色の小袖を着た小学4~6年生の女の子たちが小野わらべ歌「はねずおどり」に合わせて美しく舞う。 その姿は健気で、凛とした雰囲気を醸し出していた。 はねず踊りはこちらにアクセスしてください。 http://www.youtube.com/watch?v=8Toom5uxQc0
はねず色の梅が雨に洗われて美しく咲き乱れ、七分咲きの桜も梅に負けまいと懸命に咲き誇る。能の間の人影 も次第に多くなってゆく。
はねず踊りが行われる本堂前の苔庭にも強い雨足が降り注いでいた。事前にインターネットのユーチューブの 映像で見た「はねず踊り」は明るい春の陽射しの中での踊りだったから、踊り手の衣装の「はねず色」が鮮やか に映えて美しい踊りであった。今日のこの…