2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
三年前に初めてこの棚田を訪れて、その後何度となく訪れていると思って調べてみたら三度しか来ていない。 比良山の麓、高島市の山奥という地理的な条件があって足繁く来ていなかったのだろう。昨年の12月に来たとき などは初雪と凍結で、途中の雪の少ないと…
比良山の北方の山裾に広がる滋賀県高島市の畑には「日本の棚田百選」に選ばれた「畑(はた)の棚 田」がある。四季折々の美しい景観が評価されて、滋賀県内で唯一「日本の棚田百選」である。 その棚田にも夏が訪れていた。
祇園の芸妓さんの豊かな表情・・・京女の強さと優しさと、そしてしたたかさが・・・
日傘・・・今年の八朔に限っていえば日傘を差さない舞妓さんたちが多かった。可愛い色や図柄の和日傘を指す 舞妓さんの姿が見たかったのだが・・・
今年から島興しと観光客の誘致のため「沖島うなぎ祭り」を8月の第一週の週末に実施するということで港はそ の準備にかかっていた。魚をさばいていた漁師さんに聞いてみると、琵琶湖で獲れる天然うなぎは大振りで腹が やや黄色味をおびていて味は最高で、当…
席を置く置屋が違うと、舞妓さんたちは互いに料亭以外の場所で顔を合わすことが少ないから、八朔の日は行 き交う毎に挨拶を交わす。交わす京言葉の響きが美しい。いつに変わらない八朔の日の風景である。
夏の暑さを忘れさせてくれる凛とした祇園の芸妓さん・・・
琵琶湖に向かって大きく開かれた校庭。夏休みで誰一人子供の姿を見ることは出来ないが、在校生が10人しか いなくても休み時間の子供たちのざわめきが聞こえてくるようだ。あの英霊の墓石に刻まれた故陸軍歩兵軍曹も この小学校の卒業生に違いない。
一昨年の秋襟換え(舞妓さんから芸妓さんになること)した市有里さん。祇園の芸妓としての品格が備わってきた ようだ。
右手に漁港を見ながら10分ばかり歩いてゆくと小学校の校舎が見えてくる。沖島小学校である。現在職員数10 名、生徒数は1年女子生徒1名、2年男女生徒各1名、3年女子生徒1名、4年男女生徒各1名、5年女子生徒2名、 6年男女生徒各1名の計10名(男子生徒3名、女子…
暖簾、家紋入り垂れ幕、簾は祇園になくてはならないもので京都らしさを演出する。とくに暖簾をくぐるときの舞妓 さん、芸妓さんたちの何気ないしぐさ、手の動きが可愛くもあり、洗練された美しさでもある。
漁港から吹き上げてくる熱波のせいであろうか、風通しの悪い山道は蒸し暑く、吹き出した額の汗が目に沁み る。首に巻いたタオルで拭こうと顔をあげた途端、墓地が目に飛び込んできた。照りつけられた夏の日の中、草 いきれと熱せられた墓石に陽炎が立つよう…
舞妓さんや芸妓さんが歩いていない場所にはカメラ愛好家の姿も少なく、ファインダーから覗いた真夏の昼前の 祇園風景には風情が漂う。二階にすだれが架かるこの通りは「祇園新橋」といい、伝統的建造物群特別保存地 区として伝統的な祇園の情緒を今に残す一…
小さいながらも整然とした気持のいい、静かな沖島の漁港である。港に降り立って右のほうへ歩いてゆくと「ケン ケン山」への登り口という表示が出ていた。山に登れば見晴らしが開けて島の様子も分かるに違いないく、民家 の裏庭を通り抜けて行くような小路を…
芸妓さんのうしろ姿。紗の紋服の黒と薄桃色の蹴出し、真っ赤の帯揚げが夏の日にまぶしい。
緑深い沖島が近づき、弁天神社の鳥居の影が次第に大きくなってくる。狭い平地にへばりついたように密集する 民家の甍が目に飛び込む。思っていたよりはるかに多い数の漁船が狭い港内に停泊していた。 軽い衝撃とともに連絡船は着岸、沖島の地に第一歩を印す…
また京都祇園に8月1日(八朔の日)がやってきた。京都祇園の真夏の恒例行事に今年も小生も含めて大勢の写 真愛好家が押し寄せる。それでも祇園の町をゆく舞妓さんや芸妓さんはいやな顔ひとつせず笑顔とおすまし顔 で暖かく迎えてくれる。祇園の女性たちは気持…
沖島までの乗船時間10分、乗船料500円。スマートないい船である。エンジンの音が心地よく耳に響く。堀切港が 次第に小さくなり、島影が大きくなってくる。
堀切港と沖島港とは湖面を間に互いに向かい合っている。島には100隻の船があり、マイカーを運転するような 感じで、堀切港に渡ってくきて、堀切港の月極めで借りた駐車場でマイカーに乗り換える。いわば堀切港は沖島 の勝手口みたいなものなのである。
沖に沖島が浮かんでいる。沖島と唯一連絡船の港となっている堀切港。ある人にオキノシマに行ってきましたと いったら、あの島根県の隠岐の島ですが、ずいぶんと遠いところに行かれましたね、と驚いていた。いえ、琵琶 湖のオキノシマですよと、答えてから考…
ここもお馴染みの風景。だが夕暮れこの「水ヶ浜」というカフェから眺める琵琶湖の落日は実に素晴らしい景観で ある。だが今日はここが目的ではないから先を急ぐことにする。
沖島、言葉の響きにはなんとなく豊かさと哀しさと歴史の重さが感じられる。滋賀県近江八幡の西国三十三箇所 第三十一番札所で有名な長命寺の北、沖島町から2キロばかりの沖にある琵琶湖最大の島である。 沖島は四季の折々湖岸から眺めてはきたがまだ一度も…
浴衣姿の若い女性による冷茶が振舞われてしばしの休息をとるうち、各鉾町への献酒に携わる舞妓さんたちが 熱い眼差しを遠くへ向けると鶏鉾が近づいていた。
燦然と夏空に輝く菊水鉾鉾頭の菊花を見下ろすようにして、飛行機が飛行機雲を描きながら飛び去ってゆく・・・