霰天神山
山伏山
蟷螂山
白楽天山
郭巨山
保昌山
霰天神山 錦小路通室町西入にあるので「錦天神山」または「火除天神山」ともいわれる。永正年間(1504~152
0)京都に大火のあったとき、時ならぬ霰が降り猛火はたちまちに消えたが、そのとき一寸二分(約3.6センチ)の
天神像が降ってきたのでこれを祀ったのがこの山の起こりであるという。
山伏山 この名は山に飾る御神体(人形)が山伏の姿をしているのでこう呼ばれる。
蟷螂山 蟷螂山は、「蟷螂の斧を以て隆車の隧を禦がんと欲す」という中国の故事にちなんでいる。元治の大火
(1864)でその大部分を焼失してしまい、昭和56年、117年ぶりに再興された。蟷螂山の特徴は、かまきりと御所
車の車輪が動くなど、祇園祭の山鉾としては、唯一のからくりが施されていることである。
国際色豊かな山である。
郭巨山 中国の史話二十四孝の一人郭巨釜掘りの故事にちなんで造られ「釜掘り山」ともいわれる。
をあらわしている。御神体(人形)は緋縅の鎧に太刀をつけ、梨地蒔絵の台に紅梅を一杯にもってこれをささげ
ている。