京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

醍醐寺「五大力尊仁王会」にゆくその1

イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 
イメージ 9
                         五大力尊御影御札
 
醍醐寺京都市伏見区醍醐東大路町にある真言宗醍醐派総本山の寺院。山号を醍醐山(深雪山とも)と称す
 
る。本尊は薬師如来、開基は理源大師聖宝古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。伏見区
 
方に広がる醍醐山(笠取山)に200万坪以上の広大な境内をもつ寺院で、豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行わ
 
れた地として有名。
 
この醍醐寺では毎年2月23日、「五大力さん」として親しまれている「五大力尊仁王会(ごだいりきそんにんのう
 
え)」が営まれる。不動明王など五大明王の力を授かり、その化身・五大力菩薩によって国の平和や国民の幸福
 
を願う行事。その歴史は醍醐天皇の時代、西暦907年まで遡ることができる。この日に限って授与される災難・
 
盗難除けのお札「御影」は、京都の町屋や老舗はもちろん、各家庭の出入り口に貼られているがこのお札を求
 
めて、早朝から夕刻まで人の列が途切れることがない。全国から十数万人の参拝者が訪れるこの仁王会は、醍
 
醐寺最大の年中行事として知られる。この御影は仁王会に先立ち、15日から21日までの一週間、全山僧侶が堂
 
にこもり、仁王会前行として21座のべ1000人以上の僧侶が祈祷、祈願を行ったもので、この前行法要には一般
 
の人々も参列して、祈りに参加することができる。また近年では、力自慢の男女が巨大な鏡餅を持ち上げ、その
 
時間を競う「餅上げ力奉納」も有名。男性は150kg、女性は90kgの鏡餅を抱え、その力を奉納し、無病息災、身体
 
堅固を祈る。
 
そんな「五大力尊仁王会」の風景をカメラで追ってみた。