地球岬

 

 

 

 

 

 

 

 

室蘭駅前のバス停から地球岬に向かう道南バスに乗る。終点の地球岬団地停留所からきつい坂道を歩くこと20

 

分。途中「金屏風」と呼ばれる茶褐色を帯びた断崖が連なった断崖の見える眺望を楽しみ、絵鞆（えとも）半島の

 

最南端から太平洋突き出た地球岬に到着する。太平洋に面する海岸線は高さ100m前後の断崖絶壁が約14km

 

も続き、断崖上の展望台から絶景を見られる。晴れた日には遠く駒ケ岳や青森県の下北半島まで望み、地球の

 

丸さを実感できる大パノラマが広がる。語源の『ポロ・チケップ(親である断崖)』が、チケウエ→チキウ→チキュウ

 

と転化し、地球岬という当て字が使われたといわれている。『北海道の自然百選』や『あなたが選ぶ北海道』など

 

で第一位に選ばれた景勝地であり、1920年(大正9年)4月1日に点灯されたチキウ岬灯台は、海抜約120ｍの断

 

崖の上にあり、今も太平洋を照らしている。元日には海に昇る初日の出を見ようと大勢の人々が訪れるという。