京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

清流と原生林

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いよいよこの旅も最終日を迎えた。最終日は娘も休みを取ってくれて初めて助手席に座ってのドライブとなった。
 
 
今日は支笏湖を回って千歳空港に向かうのである。
 
 
洞爺湖温泉から洞爺湖の湖岸道路を東に向かい、壮瞥町に入って国道453号線(有珠道路)を走る。途中北湯
 
 
温泉郷という温泉郷に立ち寄る。「白絹の床」という美しい景観を見るためである。美笛峠付近を源流とする長
 
 
川(おさるがわ)は北湯沢地区で、川床が黄色い緑色凝灰岩の岩盤となる流れになり、「白絹の床」と名付けら
 
 
れた観光名所となっている。原生林の中を太古の大地を穿ちながら川床の白い川が流れる様は悠久の時の
 
 
れを感じさせる。次に向かったのは長流川の支流、三階滝川の三段の層をなして落ちる三階滝である。新緑の
 
 
中でも美しい風景なのに、この眺めを燃えるような紅葉の中で見たらどんなに美しい風景であろうか。 
 
 
有珠国道から尻別国道に入り、さらに支笏国道を通って山塊を抜けると支笏湖が見えてくる。支笏湖温泉に向
 
 
かう途中「苔の洞門」に立ち寄る。駐車場から静かな原生林の中を歩くこと20分、苔の洞門の入り口に到着する
 
 
が平成13年の6月初めに岩盤の一部が崩落し、内部に入ることは出来なくなったため、現在では入り口付近に
 
 
設置された観覧台からしか見ることができない。苔の洞門樽前山が噴火したときに流れ出た溶岩の割れ目
 
 
が、沢水等により侵食されてできた回廊状の地形で、その壁に約30種類の苔が密生しているという。観覧台か
 
 
見ても岩壁に密生している苔の美しさは幻想的で素晴らしいことがよくわかる。内部に入れないのが実に残念
 
 
なことである。