京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

近江蒲生日野町冬の風景その1

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近江鉄道日野駅の「蒲生氏郷公を大河ドラマに」「近江日野商人と花の街」という看板が駅に降り立った人々
 
を迎える。滋賀県の南東部、鈴鹿山系の西麓に位置する東西14.5km、南北12.3km、総面積117.63平方kmの町
 
です。霊峰・綿向山を東に望む日野町である。この地に人が住み始めたのは古く、今から約1万2千年前と言わ
 
れている。旧石器時代の終わりから縄文時代の始めころ狩猟や採集生活を、さらに弥生時代には稲作も始めら
 
れていた記録があり、飛鳥時代には百済の文化が持ち込まれたという。、室町時代に蒲生氏の城下町となって
 
大きく変貌を遂げ、歴史の表舞台に登場。町の繁栄の基礎を築いた蒲生氏は400年以上この地を治め、商工業
 
の保護・育成に努力、鉄砲や鞍などを特産品として生み出してきた。江戸時代に入って、漆器や薬売りの行商か
 
ら発展した日野の商人は近江商人の基礎を確立、その中心の町として繁栄、全国各地に商圏を伸ばす近江日
 
野商人として名をとどろかせた。天秤棒一本の行商から始めて財をなし、千両の富を得てもなお天秤棒を肩に
 
行商に出たことから近江の千両天秤と呼ぶようになった。近江商人の中でも、ここ日野地方出身の商人を日野
 
商人と呼び、他の近江商人と比べ出店数においては群を抜いていた。しかし大店といわれるものが少なく、千両
 
もたまれば新しい店を出すといわれるくらい小型店の拡張が多く、このことから日野の千両店という名称が生ま
 
れた。

初冬の日野町の町を歩く。静かな町でかつての面影はそこかしこに残された町並みでしか見ることは出来ない。
 
だが落ち着いたいい町である。