花傘巡行その6

 

 

 

 

 

 

 

 

花傘巡行には毎年二つの花街が交代で参加する。今年は祇園甲部お茶屋組合と宮川町お茶屋組合である。

 

それぞれ用意された花傘(台車)に芸妓さんが乗り込むと花傘はたちまち華やかな雰囲気に包まれる。上記写真

 

は祇園甲部の芸妓さんたちである。京都には六つの花街がある。上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、先斗町、お

 

よび 宮川町であるが祇園甲部は一番格式が高いといわれる。祇園甲部の奉納する踊りは「雀をどり」といい、独

 

特の鳥追い笠を被るが、笠の紐の朱色と片肌脱いだ襦袢の朱色が鮮やかでその美しさと煌びやかさに見る者

 

は息を呑む。しばらくして巡行の先頭のほうのざわめきが大きくなると。いよいよ巡行の開始である。