この猛暑の日に
祇園まで行くなんて、驚いて目を丸くする妻を尻目に八朔の日、
祇園に向かった。
祇園までいつ
ものように白川から東山通りを渡って向かう。細い路地を抜け新橋通りに出ると目の前の辰巳大明神の鮮やか
な朱色が目に飛び込んでくる。覚悟はしていたが
祇園の町は太陽がじりじりと照りつけ、石畳からは熱気が立ち
昇る。今回の記録的な猛暑の中での八朔は黒紋付きを着て挨拶回りをする芸妓さん舞妓さんにとって苦行この
上もない。そしてカメラをぶら下げて
祇園の町を放浪?する小生を含めたア
マチュアカメラマン諸氏にとっても大
変な日となるにちがいない。