京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

三大神社 砂擦りの藤(草津市)

イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 
有名な草津市三大神社の砂擦りの藤が満開となった。地面の砂を擦るような長さまで藤が長く成長することから
 
この名前がある。今年で三回目だが初めて行った六年前が一番長くて、なるほど名前の通りだと感心していた
 
が今回はそんなに長くもなく、境内のボランティアの方に聞くとあと伸びてもせいぜい20センチ程度という。
 
この藤の木は伝説によれば、摂政関白の任にあった藤原氏の隆盛を祈念して植樹され、巨木となったが織田信
 
長の兵火(1571年推定)により焼失した。その後株元から芽生え、次第に繁茂して今日に至ったという。老藤は
 
ノダフジ種」でつるは右巻きが特徴という。花は可憐な紫色を呈し、穂が長く2メートル近くにもなり「砂擦りの藤」
 
とも呼ばれ、平成8年に滋賀県自然記念物、平成15年には草津市天然記念物に指定されている。
 
藤棚の下で若い女性がスケッチブックを開いていた。そっと後ろから盗み見してみると、藤の花弁を細かく丹念
 
にスケッチしている。手書き友禅の下絵書きかもしれない。