京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

晩秋湖北の風景その4

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大浦漁港を過ぎてさらに湖岸沿いの道を進むと奥琵琶湖パークウェイに入る。20分ほど走るとドライブウェイは
 
山の方への登り道に入るが、その登り道を行かず、直進する道にコースをとってしばらく走ると菅浦の集落に着
 
き、自動車道路はそこで尽きる。沖合いに竹生島を臨む菅浦集落はかくれ里と呼ばれ、古くから住民による自治
 
が行われており、鎌倉時代~江戸時代までの1261点の文書が伝わっている。「菅浦文書」と呼ばれ、国指定重
 
文化財に指定されている。現在は滋賀大学に所蔵されているという。参道に大きな銀杏の木がある神社は須
 
賀神社といい、奈良時代淳仁天皇が「藤原仲麻呂の乱」の際に当地へ逃れたという伝説があり、現在社のあ
 
る場所を行在所(あんざいしょ)としていたと言われる。
 
JR永原駅からの菅浦へのバス便は日中1時間に一本しかなく、まさに陸の孤島といっていい。だが奈良時代
 
続く貴重な歴史の集落なのである。