大政奉還の様子を人形で再現している大広間
国宝二の丸御殿。 武家風書院造の大費用的な御殿建築で、遠侍(とうざむらい)、式台、大広間、蘇鉄の間、
黒書院、白書院の6棟が東南から西北にかけ雁行に並んでいる。建物面積は3,300平方メートル、部屋数は33、
畳は800畳余りある。各部屋の障壁画は狩野派の手によるもので、部屋の目的に応じて描かれている。また欄
間の彫刻、飾金具、長押に打たれた花熨斗形(はなのしがた)の釘隠しなどは金飾あざやかに豪華を極めてい
る。(内部写真はパンフレットから転載)