新町通りの一番南にあるのが岩戸山という山である(写真3枚目)。曳山であるが車輪がついているから鉾のよう
ると、遠くに小さくこの岩戸山の提灯が見えて、子供心にもこれから鉾を見にいくんだという期待と高揚感でどき
どきしながら、この提灯を目標に親に連れられて歩いていったものである。その新町通りも時代とともに両側の
建物は高い建物が建ったりしてきたが、通りはそのままだから今でも岩戸山の提灯は六条道り新町から眺める
ことが出来る。ただし子供の視線ではなく、大人の視線でである。だが子供の頃に見た光景と同じ光景が今でも
見る事ができるというのは素晴らしいことであるまいか。