に乗って梯子を降りてくる様子は巡行の最後のハイライトであり、その様子を写真に収めることは数時間も前か
らその撮影スポットで場所を確保することが必要であるが、通行に規制が掛かっていてその場所に行くことさえ
り、近づいてくるとさすがにその大きさに圧倒されると同時にかつての巡行の雰囲気に戻り、周囲の見物客と一
体となった祭りに甦っていた。広い通りを巡行していたときは暇を持て余していた屋根方も新町通りに入ると、両
側の軒先や電線に触れないように大忙しとなる。昔はこんな狭い場所でも鉾から投げられた粽(無病息災の縁
起もの)を鉾の下で先を争って取り合うのであった。