京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

関ケ原その1

      

先日NHKの大河ドラマ「どうする家康」の番組で関ケ原の「関ケ原古戦場記念館」が紹介されていた。昔関ケ原を訪れたことがあり、その時は関ケ原古戦場が紹介されていた観光施設は「関ケ原ウォーランド」と呼ばれた施設であった。だいぶ老朽化した施設で展示されていた武将たちの人形や戦場のジオラマなども昔の遊園地のような薄汚れたような印象を持っていたので、テレビで紹介されていた「関ケ原古戦場記念館」の立派さに驚いた。それで先日関ケ原に向かったのである。建物は5階建で最上階の展望室は円状で、側面は全てガラス張りになっている。記念館の開館は岐阜県内有数の観光拠点にするため県の施設として、開館は当初2020年(令和2年)7月17日の予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大のため開館を延期、同年10月21日(関ヶ原の戦いが行われた慶長5年9月15日は西暦の1600年10月21日に該当する)に開館し、翌10月22日より一般公開された。総事業費52億円という。館長は戦国時代に関する研究で知られる歴史学者小和田哲男氏、アンバサダーとして女優の竹下景子さんが就任している。岐阜関ケ原古戦場記念館に展示してある関ヶ原合戦図屏風、武具、出土品、書簡などは、元々は関ケ原町歴史民俗資料館(岐阜関ケ原古戦場記念館の開館に合わせ関ケ原町歴史民俗学習館に改称)に展示されていたものを移したものである。岐阜関ケ原古戦場記念館と関ケ原町歴史民俗学習館は隣接し、渡り廊下で結ばれている。関ケ原の戦いでの徳川家康最後の陣地の跡地にある。訪れた日はウイ-クデ-であり閑散としていたが、ドラマ「どうする家康」展も開催されており、週末はきっと多い観光客で賑わっているに相違ない。