京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2010-05-05から1日間の記事一覧

曳山の美その2

江戸時代の中期以降、浜壇と呼ばれる長浜独自の仏壇の様式を確立した元禄時代の名工・藤岡和泉とその一 門の匠の技、国友の鉄砲鍛冶の手による美しい飾り金具の技術が惜しみなく注ぎ込まれ、今に受け継がれる絢 爛豪華な曳山ができあがった。 曳山の二階部…

曳山の美その1

まつりはその土地の民衆の財力やエネルギーに比例するものらしい。たとえば京都の祇園祭は千年続く都に住 む大衆の誇りというエネルギーが今日まで祇園祭を伝承してきたし、大津まつりはかつて琵琶湖の水運を一手 に引き受けてきた大津商人の財力が基となっ…

まつりの風景その2

曳山(山車)は現在各町に合計13基あるが、この内4基が毎年交代でまつりに参加する。だから各町は4年毎に 当番が回ってくることとなる。今年の曳山は常盤山(呉服町組)、萬歳楼(瀬田組町)、孔雀山(神戸町組)、翁山 (伊部町組)の4基である。4年毎であ…