八景「
堅田の
落雁」で名高い。
堅田の浮御堂の通称でも知られている。伝によれば、
源信(恵心
僧都)(942年 -
1017年)が
比叡山横川から琵琶湖をながめると、毎夜、その光明の赫々(かくかく)たるを怪しみ、網でこれをすく
いとらせると、1寸8分の黄金の
阿弥陀仏像であった。よって魚類殺生供養のために
阿弥陀仏像1体を造り、その
体内にこれをおさめ、1000体の
阿弥陀仏像をも奉安し、浮御堂を創建したという。「千仏閣」「千体仏堂」と称し、
衆生制度とともに湖上通船の安全も発願した。 荒廃したときもあったが、
桜町天皇(1720年 - 1750年)(在位173
5年 - 1747年)は禁中の
能舞台をたまわり、これを再興した。 風景絶佳の趣のある地で、古くより一休和尚、蓮
如上人が滞在したり、
松尾芭蕉(1644年 - 1694年)や、一茶、広重、
北斎等も訪れ、多くの詩歌、絵画を残してい