2018-04-03 洛西十輪寺の桜を訪ねてその3 京、近江の桜シリーズ #写真 本堂の後ろに裏山へ登る小路がある。登り口に在原業平の墓への案内板があった。小路の中程から見下ろす なりひら桜の眺めがまことに美しく、甍の間から空に突き抜ける様子はなんとも言いようがない。鳳輦の形をした 本堂の屋根の傾斜が美しく、その後ろに凛と立つ樹齢800年という大楠樹となりひら桜との対比が見事という他 ない。 (鳳輦とは屋形の上に金銅の鳳凰を飾りつけた輿のことをいいう。土台に二本の轅を通し、肩でかつぐ。天皇専 用の乗り物で、即位・大嘗会・御禊・朝覲・節会など、晴れの儀式の行幸に用いた。)