2018-04-04 洛西十輪寺の桜を訪ねてその4 京、近江の桜シリーズ #写真 なりひら桜を見下ろす格好の場所に在原業平の墓があった。 在原業平(ありわらのなりひら)は、平安時代初期の貴族・歌人。平城天皇の孫。贈一品・阿保親王の五男。官 位は従四位上・蔵人頭・右近衛権中将。六歌仙・三十六歌仙の一人。別称の在五中将は在原氏の五男であった ことによる。全百二十五段からなる『伊勢物語』は、在原業平の物語であると古くからみなされてきた。 十輪寺は在原業平が晩年住んだといわれる寺で、業平寺とも言われる所以である。業平は寺の裏山に塩竈を 築き難波の海水を運んで塩焼く風情を楽しんだという。その塩竈が復元されている。毎年11月23日に在原業平 を偲んで「塩竈清めの祭」が行われている。法要は当山古来の秘法、密教加持で紅葉を焚き、塩で封ずる念法 という。