占出山
孟宗山
伯牙山
芦刈山
7月17日の山鉾巡行には8基の鉾と15基の山が参加する。今まで鉾を紹介してきたが次に山を紹介しょう。
形)は金の烏帽子に太刀をはき、右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持って立つ。
孟宗山 「筍山」ともいう。山に飾る御神体(人形)は中国の史話二十四孝から取材。病身の母を養う孟宗が、雪
の中で筍を掘りあてた姿をあらわしている。平山郁夫筆の胴懸「砂漠らくだ行(日)」「砂漠らくだ行(月)」は、平成
20年、21年に新調された。
伯牙山 「琴破山」ともいわれる。山の御神体(人形)は中国の周時代、琴の名人伯牙とその友人鍾子期との物
語に取材、伯牙が鍾子期の死を聞いてその琴の絃を断ったという故事をあらわしている。人形は手に斧を持ち
前に琴が置かれている。
芦刈山 謡曲「芦刈」に基づく。故あって妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁が、やがて妻との再会をはたす夫
婦和合の姿をあらわす。
まさに豪華絢爛、動く美術館である。