京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

八坂神社その1

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八坂神社に向かう。祇園社は当初は興福寺の配下であったが、10世紀末に戦争により延暦寺がその末寺とし
 
た。1070年には祇園社は鴨川の西岸の広大の地域を「境内」として認められ、朝廷権力からの「不入権」を承認
 
された。祇園祭は、貞観11年(869年)に各地で疫病が流行した際に神泉苑で行われた御霊会を起源とするもの
 
で、天禄元年(970年)ごろから当社の祭礼として毎年行われるようになった。1384年足利義満は、祇園社を比
 
叡山から独立させた。以降、祇園祭は経済的に力をつけていた京の町衆により行われるようになり、現在に至っ
 
ている。
 
4時半から始まる「お迎え提灯」の巡行を見物するため、次第に境内に人々が集まってくる中、境内に案内放送
 
が流れ、午後3時から消防署の指導により、今晩神輿洗い神事の際、境内で大松明を燃やすので飛び火防止
 
のため、本殿の檜皮葺の屋根に放水するという。時間になると大屋根全体に取り付けられた沢山の放口と周
 
囲に設置された放水銃からの放水が開始された。わたしもそうだが初めて見る人々が多く、感嘆の声が境内に
 
広がる。集中豪雨の時のように大屋根から激しい水が流れ落ち、風に乗って辺りに広がる霧のような細かい
 
滴がりひんやりとして心地よく、思わぬ体験に手を叩く人もいる。数分で放水が終わっても屋根からはしばらく滝
 
ような水が流れ落ち、初夏の陽の光に本殿全体が輝いていた。