は多くなり、雨雲に視界が閉ざされた山塊が両側に迫ってくる。標高1134mのチセヌプリの山裾を左に回り込む
ように伸びた道路をしばらく走ると神仙沼の駐車場が突然現れるように視界に飛び込んできた。車を降りてみる
と小雨は降り続いていて、霧がかかり周囲の山々は雲に閉ざされている。ここから神仙沼までは徒歩約1kmほ
ど歩くこととなるが、空模様
からして残念ながら諦めることにした。神仙沼は
チセヌプリ溶岩台地に展開する神仙
沼湿原(4.18
ha)の中で最大の沼で、数ある
ニセコ山系の沼の中で最も美しい沼といわれていて、楽しみにして
いたのだが次の機会に期待を残して、来た道を戻ったのであった。