に残っていた。
柏木神社の創建は白鳳元年(673)で、最初は「日吉宮」と称し、大己喜命(おおなむちのもこと)を祀っていたが
称し、柏木荘16ケ村の鎮守社として栄えたという。中世は柏木庄の鎮守として、近世は「柏木十一ケ村」の惣社
として推移してきた。中世後期には山中・伴・美濃部三家の崇敬を受け、彼らを核とした祭祀が行なわれてきた。
「摠見寺」に持ち去られ、移築された。この戦で多くの宝物古文書が焼失したという。寛永9年(1632)水口城が築
城された時、城主が当社を守護神として崇め、以後歴代の城主の祈願所になった。承応4年(1655)水口城主山
口但馬守は本殿・拝殿を修復し、石灯籠・手水鉢を寄進。明治4年以降社名は現在の柏木神社と改められた。
楼門は木鼻などに中世の部材をまじえた承応3年(1654)の建築であり、日野中山の楼門とされる。
1300年以上続く歴史ある神社は雪の鎮守の森の中に静かに眠るように建っていた・・・