京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

田村まつりその1(滋賀県甲賀市土山町)

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田村神社 東海道(国道1号線)土山宿の近くにある神社。征夷大将軍坂上田村麻呂主祭神とする。
 
坂上田村麻呂は平安初期の武人で、天性の才能に優れ、兵を用いるに神の如くであったと伝えられ、 桓武
 
皇・平城天皇嵯峨天皇の三代に仕え、 その忠勲と蝦夷征伐等の功績は後世まで高く顕彰され、征夷大将軍
 
に任ぜられた人物。田村神社近江国滋賀県)と伊勢国三重県)の国境にあり、古来には都より伊勢へと参
 
宮する交通の要衝であった。 当社の言い伝えによると、「鈴鹿峠に悪鬼が出没して旅人を悩ましており、嵯峨天
 
皇は坂上田村麻呂公に勅命を出してこれを平定させた」とある。 それゆえに、交通の障害を取り除いて土地を
 
安定させた坂上田村麻呂の遺徳を仰ぎ、弘仁3年(812)の正月、 嵯峨天皇は勅令を出して坂上田村麻呂をこの
 
土山の地に祀られることとなったという。坂上田村麻呂鈴鹿峠の悪鬼を平定してよりのち、作物が実らず疫病
 
が流行した。 そのため、弘仁3年の正月に嵯峨天皇は詔を出し、坂上田村麻呂の霊験を以て厄除の大祈祷が
 
斎行された。 これにより、坂上田村麻呂公は厄除の大神として崇敬され、その神徳は厄除の祖神として崇敬さ
 
れることとなった。 また坂上田村麻呂は、鈴鹿峠の悪鬼を討伐して交通の安全を保たれたことに加え、延暦
 
間には東北に出征し、これを平定した。 その神威により、交通安全の神様としても崇敬されている。 武人の神
 
様であることから戦前軍人の参詣も多く、入口にある大きな碑の「田村神社」名は帝国海軍元帥東郷平八郎
 
揮毫によるもの。毎年2月17日・18日・19日の3日間は 『田村まつり・厄除大祭』として多くの人々が参詣する。