2009-04-19 深堂の郷 畑のしだれ桜その1 京、近江の桜シリーズ #写真 拙宅から車で半時間、大津から信楽の山に分け入った深堂の郷(ふかどうのさと)の小高い丘に一本の桜の 老木がある。畑のしだれ桜である。樹齢400年の老木であり、その枝は多くの杭で支えられているが、凛 とした孤高の姿は見る者に感動を与える。 この桜は都が原産といわれ、文献によれば平安後期平家滅亡の折、身寄りの人々が都落ちの際、都をしの ぶため桜を持ち帰り植えたと言われ、都しだれとも呼ばれている。