京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

恵みの北の大地

旭川から美瑛を通って富良野に向かう。カレーやシチュー、スープなど洋風料理に欠かせず、みそ汁、肉じゃがなどにも広く使われるタマネギ。国内消費量は年間約120万トンとされ、そのうちの半分以上を北海道がまかなっている。道産タマネギは貯蔵性にすぐれ、11月から4月までは全国市場を圧倒、冬場に限っていえば日本人が大好きなカレーライスに使われるタマネギのほぼ全部が道産品と考えていい。道内の主産地は札幌・岩見沢周辺、富良野周辺、それに北見地方という。特に北見地方は道内生産の約半分を占め、日本のタマネギの4玉に1玉は北見産ということになる。北見に次ぐ富良野のタマネギの生産量は年間7万トン、この時期収穫されたたまねぎは保存性を高めるため畑で乾燥させる。その風景もまた恵みの大地、北海道の雄大な風景といえる。