2022-12-07 襟裳から釧路へその1 北の大地追憶シリーズ 襟裳岬に別れを告げて車窓の左に太平洋の眺望が開ける国道336号線を通って釧路に向かう。この辺りの太平洋の沖合は津軽海峡を日本海から流れ出てきた暖流の対馬暖流とカムチャッカ半島のほうから流れてきた寒流がぶつかる豊かな漁場が広がり、昔から漁業の盛んな場所であった。車は時に海岸の岩礁に迫り、時に太平洋に落ち込んだ山裾を穿ったトンネルをくぐって北上してゆく。