内からでもよく見える一森山という小高い山の中にある。神社へは一番の近道は男坂と呼ばれる表坂という202
段の石段があり、ここを登るとパワーが付くと言われているが、娘の忠告を受けて急な表坂は避け、帰りに通る
ことにして神社の駐車場から向かうことにした。
翁神(シオツチノオジ)がこの地に留まり、現地の人々に製塩を教えたことに始まると伝えられる。
神社入口の石段下に建つ花崗岩製の明神鳥居をくぐって石段を登ると銅板葺き、朱塗りの隋心門があり隋身門
をくぐると唐門及び廻廊が姿を現す。「唐門」とは通常、唐破風をもつ門を指すが、当神社の唐門は切妻造の四
脚門で、唐破風をもたない。門と左右に接続する廻廊ともに銅板葺き、朱塗である。その唐門をくぐると左右宮本
殿が見えてくる。