京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

古都冬の風景その6

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祇園の白川橋のそばにある辰巳大明神の前に人だかりがあり、近づいてみると「初午祭」があるという。

今年の初午は2月2日で、この日2月14日は「二の午(にのうま)」とよび、この日も初午の行事が行われる神社

仏閣は多いという。初午祭は午後一時からであり、近くで昼食をとって時間調整をしてから祭の様子を見物し

た。祭りといっても近所の人々が協力して永年この「二の午」の日に行ってきた小規模の初午の習わしであり、

神主は八坂神社から来ているという。時間になると祭りは厳かに行われ、いろいろなお供えが置かれ、祝詞があ

げられた後、参列者がサカキをあげて参拝した。部外者であるわたしと女房は遠慮するも促されて、参拝してお

餅まていただいてしまったが、あとで女房に聞くと、わたしが写真を撮るためその場から離れた時に、お供えを紙

に包んでお供えしたという。だから遠慮がちの参拝は必要なかったのである。だが思いがけず辰己大明神の初

午祭りに巡り合えて、なにか大切なものをいただいたような豊かな心持になって家路についたのであった。