京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

仙台市若林区荒浜地区その1

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前日鳴子温泉から鳴子峡と東北の秋を満喫して、娘の家に泊まったわたしどもは翌日は娘のご亭主が仕事が

あるため、娘の運転で仙台市を案内してもらうこととなった。

まず最初に訪れたのは2011年3月11日東北を襲った東日本大震災の災害地の一つである仙台市若林区荒浜

地区である。娘の自宅のある若林区荒井から数キロと離れていない。辺りは元仙台市立荒浜小学校の建物を

中心に震災遺構として保存されている。以下産経新聞2015年9月21日付の記事を紹介したい。

仙台市中心部から車で30分も走ると、東日本大震災津波で甚大な被害が残る風景に一変する。仙台市若林

区荒浜。かつては住宅地だったその場所はいまも痛々しい津波の爪痕を残している。月命日の11日などには多

くの人が訪れ、手を合わせる慰霊碑には新しい花が供えられている。その奥で進む防潮堤の建設は佳境を迎え

ている。23年12月、仙台市若林区宮城野区の沿岸部一帯約1200ヘクタールを、住宅が新築できない「災害

危険区域」に指定した。津波で186人が犠牲になった荒浜も含まれ、約740世帯が住居の移転を余儀なくされた。
 
荒浜地区には津波で流された家の基礎が残り、覆い隠すように高く伸びた雑草が生い茂っている。防潮堤の工

事は完成に近づいているが、周辺の復興はまだまだのようだ。
 
海岸沿いから内陸を眺めると、約700メートルの先には震災で被災した荒浜小学校校舎が見える。4階建て校舎

は、津波で2階まで浸水した。荒浜が災害危険区域に指定されたため、児童たちは仮設住宅や移転先の住まい

からスクールバスなどで宮城野区東宮城野小敷地内の仮設校舎に通っている。荒浜小は28年には七郷小

若林区)と統合する。
 
仙台市は4月30日、東日本大震災津波で被災した荒浜小学校の校舎を震災遺構として保存すると発表した。

住民らへのアンケートで約7割が賛成と回答したことを踏まえて決定した。