京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

根室本線幾寅駅(幌舞駅)その1

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富良野鳥沼公園を後にして、この日の最終目的地である下の娘が住む洞爺湖に向かった。国道38号線(狩勝

国道)を南下し、南富良野にある根室本線幾寅駅に立ち寄る。幾寅駅は一昨年に亡くなった映画俳優高倉健

ファンにとって聖地のような場所である。日本全国に感動を巻き起こした、高倉健主演の「鉄道員(ぽっぽや)」。

浅田次郎原作)物語の舞台となった「幌舞駅」は「JR幾寅駅」(無人駅)として現在も利用されている実存する駅

なのである。更に、「だるま食堂」などロケで使用された建物は、現在も映画の町並みのままに保存・公開され、

そこに佇むと、まるで映画の中に入り込んだような感覚を覚える場所なのである。また、隣接している「情報プラ

ザ」内には、鉄道員(ぽっぽや)展示コーナーがあり、スチール写真や出演者の色紙、主演者がロケで着用した

衣装などが展示されているほか、撮影の様子を盛り込んだ映画のダイジェスト版ビデオが常時放映されている。

鉄道員(ぽっぽや)のロケセットと同様の、この町全体の古き良きたたずまいは、訪れる人々をノスタルジックで

暖かな気分にさせてくれるのである。

台風10号による空知川の氾濫で南富良野一帯は災害に見舞われ、国道38号線も通行止めとなり、また根室

線も一部運転休止となっていたため幾寅行は無理かなと思っていたが道路が9月1日に開通したことから思い

切って行ったのである。国道沿いは瓦礫が積み上げられ、空知川の流域は流木が堆積して、復旧工事が進めら

れている中、申し訳ない気持ちを感じながら幾寅に向かったのであった。