なのである。更に、「だるま食堂」などロケで使用された建物は、現在も映画の町並みのままに保存・公開され、
そこに佇むと、まるで映画の中に入り込んだような感覚を覚える場所なのである。また、隣接している「情報プラ
ザ」内には、鉄道員(ぽっぽや)展示コーナーがあり、スチール写真や出演者の色紙、主演者がロケで着用した
衣装などが展示されているほか、撮影の様子を盛り込んだ映画のダイジェスト版ビデオが常時放映されている。
鉄道員(ぽっぽや)のロケセットと同様の、この町全体の古き良きたたずまいは、訪れる人々をノスタルジックで
暖かな気分にさせてくれるのである。
線も一部運転休止となっていたため幾寅行は無理かなと思っていたが道路が9月1日に開通したことから思い
切って行ったのである。国道沿いは瓦礫が積み上げられ、空知川の流域は流木が堆積して、復旧工事が進めら
れている中、申し訳ない気持ちを感じながら幾寅に向かったのであった。