2016-06-24 長命寺の春を訪ねてその2 春 #写真 長命寺は、滋賀県近江八幡市にある寺院。山号は姨綺耶山(いきやさん)。西国三十三所第三十一番札所。天 台宗系単立。聖徳太子の開基と伝える。琵琶湖畔にそびえる長命寺山の山腹に位置し、麓から本堂に至る800 段余の長い階段で知られる。かつての巡礼者は、三十番札所の竹生島宝厳寺から船で長命寺に参詣した。 実際の創建年次や創建の事情については未詳であり、確実な史料における長命寺の寺号の初見は、承保元 (1074年)3月2日付の「奥島庄司土師助正畠地寄進状」という文書である。 長命寺には中世以降の文書が豊富に残されている。それによると、中世の長命寺は比叡山(延暦寺)西塔の別 院としての地位を保ち、近江守護佐々木氏の崇敬と庇護を受けて栄えていた。しかし、永正13年(1516年)佐々 木氏と伊庭氏の対立による兵火により伽藍は全焼。現存する堂宇は室町時代から近世初期にかけて再建され たものである。本堂、三重の塔、本堂と三重の塔の間に建つ護摩堂は重要文化財に指定されている。