京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

16左義長まつりその1


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

湖国に春を告げる近江八幡左義長まつり、町衆が繰り広げるまつりの熱気を追ってみた。

左義長のいわれー平安時代に宮中で、毬杖・毬打(ぎっちょう・ぎちょう)と呼ばれる道具を使用して行う打毬(だ

きゅう)と言う正月のめでたい遊戯があった。左義長はこの打毬で破損した毬杖を、清涼殿の東庭で青竹を束ね

立てたものに結び、さらに扇子や短冊などを吊るし、陰陽師(おんみょうじ)が謡いはやしながらこれを焼く行事が

起源とされ、この毬杖を3つ結んだことから各書物には、三毬杖・三鞠打・三木張、散鬼打、などと記され、しだい

左義長と呼ばれるようになったと考えられている。

近江八幡左義長は元来、安土城下で行われていたもので、城主であった織田信長自らも踊り出たと伝えられ

ている。織田信長亡き後、八幡城下に移住してきた人々は、既に4月に行われていた八幡まつりに参加を申し入

れたが、松明の奉火場所が無く、また新参とのことで断られたため、これに対して、安土で行われていた左義長

まつりを始めたことが起源とされているとも伝えられている。近年の左義長まつりには、旧城下町の各町から13

基のダシが奉納されている。

舟板を使った板塀のある狭い近江八幡の路地を抜けて旧城下町に出ると、門先に置かれたダシが視野に飛び

込んできた。