京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

津和野ー史跡森鴎外旧宅

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森鴎外記念館の隣に建つ国指定の史跡森鴎外旧宅は西周旧居と津和野川をへだてて向かいあっている。森家

は代々津和野藩の藩医で、50石どりの家柄であった。鴎外(林太郎)は文久2年(1862)1月19日この家で生ま

れ、明治5年(1872)11歳で上京するまでここで過ごした。鴎外がこの旧宅に住んだのは、わずか11年であり、そ

の後再び津和野も、この家も訪れることはなかった。しかし遺書に記された「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント

欲ス」という言葉を見ると、彼自身にとって、この家での幼き日々の生活がいかに重要な意味をもっていたか明

らかである。

この旧居は森家の上京後人手に渡り、一時は他所に移築されていたが、昭和29年(1954)鴎外33回忌にあた

り、津和野町がこれを買い戻し、現在地に復元した。この旧居も建築以来130年、老朽化が著しいため、昭和59

年(1984)秋に解体、全面的に修理された。昭和44年(1969)に国の史跡に指定されている。