2015-08-20 大文字送り火の日の嵐山を訪ねてその4 15盛夏 京をゆく #写真 少し上流で客を降ろした保津川下りの船とボートがニアミスで行き合う大堰川。船頭がうまくボートをかわしてゆ く。その様子を眺めていると子供の頃姉に乗せてもらったボートがこの保津川下りの船にぶつかった思い出が甦 る。ぶつかったというよりボートの舳先に座っていたわたしの上に船の舳先が乗り上げてきたというほうが正しい 云い方だろう。わたしは背中をぐいぐいと押し付けられたが、次の瞬間には船はうまく離れていってくれた。その 時青ざめた表情を浮かべた姉ももうこの世にはいない。