京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

立木観音その3

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満々と水をたたえる琵琶湖から、京都、大阪へと唯一流れ出る瀬田川の南郷から大石の間にある景勝地の立
 
木山中腹にある立木観音。平安時代前期、山に光を放つ霊木を見つけた弘法大師瀬田川の急流で渡れずに
 
いる所、白い雄鹿が現れて、大師を背中に乗せて川を跳び越え、霊木の前まで導き、雄鹿は観世音菩薩の姿に
 
なったという。以来、この地は「鹿跳(ししとび)」と呼ばれている。この故事に因んで狭い境内の中央には、白鹿
 
に乗った弘法大師の像が建てられている。本堂は「観音様御前「と呼ばれ、聖観世音菩薩、広目天多聞天、地
 
蔵尊、そして弘法大師尊像が祀られているが今年は立木観音開山12007年にあたり、特別記念行事開催の一
 
環として、その弘法大師尊像が開帳されていた。(開帳時期 27.1.1~27.5.31  27.9.1~27.11.1)薄暗い本堂の
 
須弥壇の上の弘法大師尊像はおだやかな表情で座っておられた(二枚目の写真の一番右端)。また境内には「
 
聖徳太子像」が祀られ、そばにある子供の無病息災を願う「子まもり太鼓」を時折参詣者が叩くと、太鼓の心地
 
よい響きが境内に響き渡っていた。