京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

吉野山をゆく(黒門をくぐって下千本へ)

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人波が揺れる中千本の町並を下ってゆくと銅の鳥居(重要文化財)が見えてきた。高さ約7.5m、柱の周囲約3.3
 
m、すべて銅製。1348(正平3)年に高師直の兵火で焼失したあと、室町時代に再建されたものである。正しくは
 
発心門。山上ヶ岳までの間に発心・修行・等覚・妙覚の四門があり、これが最初の門である。行者たちはここか
 
ら向こうを冥土と見たて、ひとつ門をくぐるごとに俗界を離れて修行する決心を強めていったという。さらに歩を進
 
めると黒塗りの高麗門の黒門が目に入ってきた。金峯山寺の総門で現存する門は1985年の再興。わたしどもは
 
山上の奥千本から下ってきたから逆となるが通常はこの総門をくぐって金峯山寺に参詣するのである。