京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

花傘巡行 奉納踊りその2

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続いて久世六斎保存会(京都市南区久世)による六斎念仏(重要無形民族文化財)の奉納が行われた。
 
六斎念仏は,平安時代空也(くうや)上人が,民衆に信仰を広めるために,鉦や太鼓をたたいて踊躍(ゆうやく)
 
念仏を始めたのが起こりといわれ,後に仏教でいう六斎日(ふつう月の内,8日,14日,15日,23日,29日,晦日
 
の6日間をいい,昔は悪鬼が現われて人命をおびやかす不吉な日とされ,精進潔斎して身を慎んだといわれる)
 
に行われたことから,六斎念仏とよばれるようになったと伝えられている。江戸時代中期から次第に風流化し,
 
特に歌舞伎,地芝居,大念佛狂言などを取り入れた芸能性豊かなものに発展したという。京都にはこの久世六
 
 
仏、京都市北区西方寺の西方寺六斎念仏、京都市南区吉祥院吉祥院六斎念仏、京都市中京区壬生の中
 
堂寺六斎念仏、壬生六斎念仏京都市右京区梅津の梅津六斎念仏、京都市右京区嵯峨野の嵯峨野六斎念
 
仏、京都市上京区千本の千本六斎念仏、京都市北区鞍馬口の小山郷六斎念仏、京都市西京区桂の桂六斎念
 
仏などがいずれも保存会により重要無形民族文化財として継承されてきた。鉦や太鼓による単調な旋律の音曲
 
に合わせた念仏踊りであるが「南無阿弥陀仏」を唱えながら念仏踊りを踊れば貴賎を問わず極楽浄土へ行ける
 
との素朴な庶民の信仰心が伝わってくる踊りと音曲である。