京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

湖南三山 常楽寺の秋その1

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常楽寺 山号は阿星山(あぼしさん)、本尊は千手観音。同じ地区にある長寿寺の「東寺(ひがしでら)」に対し
 
て、「西寺(にしでら)」と呼ばれている。長寿寺、善水寺とともに湖南三山の1つに数えられる。1月中旬には祭事
 
鬼ばしりが行われる。近江西国三十三箇所音霊第一番札所。
 
創建の時期および事情については、史料が乏しく定かでない。寺伝では、奈良時代聖武天皇の勅願により、
 
良弁紫香楽宮の鬼門を封じるために創建した。平安時代には長寿寺とともに歴代天皇の尊崇が厚く、阿星山
 
五千坊と呼ばれるほどの天台仏教園を形成したという。
国宝
  • 本堂 - 南北朝時代。木造入母屋造檜皮葺、桁行七間、梁間六間。
  • 三重塔 - 室町時代建立。三間塔婆本瓦葺。
重要文化財
  • 絹本著色浄土曼荼羅
  • 絹本著色仏涅槃図
  • 木造釈迦如来坐像
  • 木造二十八部衆立像 28躯(注)
  • 木造千手観音坐像
  • 錫杖
  • 金銅飲食器(こんどうおんじきき)、銅飲食器、金銅火舎(こんどうかしゃ)
  • 石燈籠
  • 常楽寺勧進状3巻 附:銅仏餉器
     (注)28躯のうち2躯は1981年盗難、未発見。
 
長寿寺に続いて車で5分ばかりの常楽寺を訪れる。この常楽寺は永く無住の寺で荒廃していたのを、現住職が
 
一人で雑草・雑木を刈り、境内・寺域の整備を図って、現在の美しい姿に“再興”したという。その境内整備の一
 
環が、本堂・三重塔の裏山に作られた遊歩道で、途中に祀られた三十三体の石仏をお参りすれば、近江西国三
 
十三ヶ所を一巡することが出来る。この遊歩道から望む境内・門前の風景も素晴らしいが、なんといっても本堂
 
の前の紅葉がダイナミックで美しい。