2011-06-03 春の地蔵川(滋賀県醒ヶ井) 春 #写真 JR醒ヶ井駅(サメガイ駅)から歩10分。かつて醒ヶ井は中山道の宿場であった。醒ヶ井宿である。名神高速道 路の高架下の中仙道に沿って流れる、湖国十景(滋賀県)の一つにかかげられる地蔵川のバイカモはキン ポウゲ科の水生多年草で、清流でしか育たない。7~8月ごろに、梅の花に似た白い小花を咲かせることから『梅 花藻(バイカモ)』の名がついた。夏の最盛期には直径1.5cmほどの愛らしい花が一斉に川面から顔を出す。地 蔵川を少し上流に行ったところにある居醒(いざめ)の清水からはこんこんと湧き水が湧いている。「古事記」・ 「日本書紀」によると、東征からの帰りに日本武尊は、伊吹山の荒ぶる神を退治に出掛けたが、発熱し正気を失 うほどであったがやっとのことで山を降りて、この泉まで来て、清水で体を冷やしたところ熱も下がり、気力も回 復したと伝えられてる。そこで武尊はこの泉を「居醒の清水」と名付けたという。 清らかで冷たい流れである。 もみじの青葉も美しい。