2011-03-05 伊崎寺(近江八幡市沖島町)その2 冬 #写真 竿飛堂の下から竿が突き出ている。「竿飛び行事」は長さ13m、30cmの湖上に突き出たこの角材から7m下の湖 面に飛び込む行事である。 竿飛びは約1200年前の平安時代頃から仏教修行として伝わり、延暦寺の修行僧が湖上を行き交う船から浄財 を募るために竿の先から飛び込んだり、竿の先に付けられた鉄の輪にぶら下がったりしたのが始まりとされる。 今では、伊崎寺で千日会法要の後、住職が竿の根元で安全祈願をしたのに続き、赤フンドシ姿の若者が竿の先 まで行って飛び込む。中には途中で座り込む人もいて、思い思いのフォームで水しぶきを上げて飛び込むたび に、参拝者や観光客から拍手が沸きあがる。